本日、午後1時より人吉市役所本庁舎3階の会議室におきまして、熊本県立大学の
KUMAJECT2009の報告会が実施されました。
このKUMAJECTの活動は、今年で3年目を迎え、あさぎり町をはじめ、人吉市、球磨村
の各市町村において、学生さん達が地域の皆さんと一緒に地域の課題を解決するための
提案をしていく取り組みとして実施されました。
KUMAJECT2009の活動は、6月の県立大学で実施されたキックオフイベントから約半年間
にわたって、学生約30名のメンバーが各市町村に分かれ、それぞれ地域のテーマに沿った
活動及び調査等を行ってきました。
そこで、あさぎり町では、次の二つの事業に取り組みました。
一つは、「子ども農山漁村交流プロジェクト」です。
この事業は、小学5年生を対象に熊本市内と人吉球磨地域の子どもたちが19名参加し、
人吉球磨地域の文化や歴史、そして、農作業等の体験を通しながら豊かな子どもの
心を育むプログラムとして実施しました。
そこで、学生さん達には、あさぎり町らしいプロジェクトのネーミングと、体験ツアーの
モデルプランを提案いただくこととしました。
もう一つは、あさぎり町商工会が採択された補助事業を活用し、「日産自動車モニター
ツアー」の目玉事業とも言える100を越える体験メニューの発掘調査と、魅力的な
メニューにするための提案をいただくこととしました。
子ども農山漁村交流プロジェクトを担当したフォーメーションAチームより発表があり、
子どもたちの受入れの様子や、事後ヒアリング等で出された意見をまとめ、パワー
ポイントを使って提案書を報告していただきました。
このプロジェクトのネーミングとしては、「和 ワ 輪」つなぎプロジェクトという提案を
いただきました。
この「和」には、なごむという意味と、「ワ」は、笑っているイメージと、そして、「輪」は、
お互いが輪をつないでいくという意味を込めてネーミングしていただきました。
そして、日産自動車モニターツアーを担当したA'sチームは、10月と11月の2回にわた
って、あさぎり町での体験ツアーの受入れを一緒に行い、そして、参加者からの独自
アンケートを実施してまとめた内容を報告いただきました。
この体験ツアーを通じて、あさぎり町のホスピタリティ溢れる交流が印象的で、係って
いただいた「人」というキーワードがウリになるという報告でした。
私もこれまで学生の皆さんと一緒に活動してきて、やはり、あさぎり町を知ってもらい、
その町を好きになってもらえる喜びを今回のKUMAJECT2009で改めて味わうことが
できました。
発表いただきました学生の皆さん、休日・クリスマスを返上して、あさぎり町のために
ご尽力いただきまして、ありがとうございました。
これからも、どうぞ、あさぎり町とのご縁を大切によろしくお願いします。