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あさぎり町でグリーンツーリズムに参加しながら楽しい交流が広げられるようにいろんな所に出かけたり、いろんな方と出会ったりしながら、たくさんの方に訪れていただけるような情報を発信しています。
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2010年01月13日

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)

1月13日は、県内でも久しぶりとなる銀世界となりましたが、

今日、県南地区の商工会青年部の「若手後継者等育成事業」として

人吉球磨の上・中球磨エリアの主な文化財や物産館めぐりツアーに

地元はもちろん、芦北地域から商工会青年部や行政から約20名の

参加がありました。

当初計画では、人吉球磨の霊峰「市房山」の千年杉などを見学する

予定でしたが、雪のため通行できないため、割愛し、まず、「水の上

の市場」に行きました。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「水の上の市場」の見学の様子


次に、通称「猫寺」と呼ばれている生善院に行きました。

ここのお寺をご紹介しますと寛永2年(1625年)に相良藩主20代の

相良長毎(ながつね)によって建立されたそうです。

猫寺の縁起は、普門寺の住職が無実の罪で殺害され、怨んだ母親は、

愛猫に呪いを託して亡くなられ、その後、相良家に不幸が続発し、怨霊

を鎮めんとして観音堂を建立したそうです。

今回お話いただいた住職さんのお話では、丁度、「本能寺の変」が起き

た同じ1582年の出来事だったそうです。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


雪化粧の「生善院」


人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「生善院」に祀られている観音像の厨子


人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「生善院」の裏手にあるため池



次に向ったのは、くま川鉄道の終着駅でもあり、奥球磨の始発駅でもある

湯前駅と併設された「湯ーとぴあ」に行きました。

ここでは、町の特産品も販売されております。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「湯ーとぴあ」での説明の様子



次に向ったのは、湯前町の温泉施設である「湯楽里」に行きました。

ここでは、近くのコテージにつながるつり橋の雪景色が印象的でした。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)





次に向ったのは、城泉寺(じょうせんじ)に行きました。

こちらは、国宝級の観音様や石塔が印象的でした。

話によると七重石塔、九重石塔が実在し、十三重石塔はレプリカと

いうことでした。しかし、この十三重石塔は、四方に鬼の面が掘り

込んであり、4面×13重=52個の鬼が掘り込んであることにびっくり

しました。ちなみに本物は、鎌倉時代に建立されたもだそうです。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


城泉寺


人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


城泉寺の十三重石塔の鬼の面




次に向かったのは、国指定重要文化財の「太田家住宅」に行き

ました。

ここは、安政3年(1856年)に建てられたと伝わっており、農業の

傍ら、焼酎も造っていたそうです。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「太田家住宅」の外観


人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「太田家住宅」の囲炉裏



次に向ったのは、青蓮寺に行きました。

ここは、撮影禁止の観音様が祀られており、非常に立派な立像の

観音様でした。お話では、上相良氏の菩提寺として大切にされて

きたそうです。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「青蓮寺」外観



次に向ったのは、王宮神社です。

ここの神社の楼門は、約600年前に建設されたもので、かやぶき

建築としては、日本でも屈指の古い建築で、県の重要文化財にも指定

されているそうです。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


「王宮神社」の楼門



次に向ったのは、多良木町の駅前にある石倉です。

ここは、昭和10年代に石倉が3棟も造られ、文化財としても指定

されております。現在は、イベントホール的な活用や、2月1日から

スタートする「ひな祭り」会場としても利用されます。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


多良木石倉「文化庁」登録プレート


人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


多良木石倉の内観



次に向ったのは、いよいよあさぎり町エリアです。

あさぎり町では、日本七大薬師の一つでもある「谷水薬師」に行き

ました。

雪景色の谷水薬師もとても風情と趣のある場所で、心身ともに引き

締まる場所でした。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


雪化粧の「谷水薬師」



人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


谷水薬師参道のブナの木



次に向ったのは、あさぎり町のふれあい物産館と体験食坊あさぎり

で、町の特産品や、食の体験などについて説明しました。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


体験食坊での説明の様子



次に向ったのは、勝負事の神様として崇められている「勝福寺」の

毘沙門天立像に行きました。

この毘沙門天立像は、県内最大級の毘沙門天で、その大きさにも

驚かされます。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)


毘沙門天立像



そして、次に向ったのは、錦町の新宮寺に行きました。

ここは、相良三十三観音めぐりの32番札所にもなっているところで、

等身大ほどの観音様が6体祀られております。

特に、如意輪観音様は、子授けや安産の信仰があり、春と秋の観音

めぐりの時期には、3,000人を越す参拝者があるそうです。




そして、最後に向ったのは、荒田大王神社に行きました。

ここでは、人吉球磨地域で最古といわれている仏像が現存しており、

今から約870年前に造られた仏像を見ることが出来ました。

人吉球磨 奥ゆかし街道(上球磨編)





今回、雪の降る中、丸一日をかけて急ぎ足で上・中球磨地域を回り

ましたが、文化財といわれる史跡等を見て、改めてこの人吉球磨

地域の奥深さを知ることが出来ました。

今回の研修ツアーを通じて、この地域に住む人々の信仰心や、歴史

を大切に守ろうとする連帯感を垣間見ることが出来たような気がしました。


これからも大切ないろんな「宝」を守り続けたいですね。






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